脳が目覚める、冴えわたる視界ルミー アレンザMTi 1.76/1.70/1.60

2014年12月1日 新発売

さらにナチュラルな装用感を極限まで追求した、インディビジュアルデザイン

N式両眼リンク設計による自然な掛けごこちを実現したルミー アレンザ。
5つのインディビジュアルデータを加え、脳科学両面累進屈折力レンズはインディビジュアルの時代へ。
「ルミー アレンザMTi」の誕生です。

最新の脳科学でメガネレンズを開発

東京眼鏡光学株式会社は世界最先端の脳科学研究が行われている自然科学研究機構 生理学研究所(柿木隆介教授、乾幸二准教授)と共同で、メガネレンズをかけている時に脳の中でどの様に見えているかをテーマに、脳科学の最新の知見を基にした脳磁図(MEG)を使った基礎研究を続けてきました。今回、レンズ周辺部の鮮明さを定量化する技術の開発に成功。新商品「ルミー アレンザ」はその共同研究の成果によって生まれました。

■脳磁図(MEG)とは
脳内には数億の神経細胞があり、脳はその神経細胞が興奮することによって情報処理を行っています。脳磁図は神経細胞の興奮に伴って流れる電流から起こる磁界の変化を計測、ミリ秒単位・ミリメートル単位の時間・空間分解能で、極めて安全な測定方法によって脳の活動を知ることができます。生理学研究所では306チャンネル脳磁計を用いています。

両眼で見たときのレンズ周辺部の鮮明さを脳科学で評価

数々のプロトレンズの評価を繰り返し、商品化

レンズ周辺部を見た時の鮮明さを示す脳の活動が、最も大きいプロトレンズを基本設計として商品化をしました。

人間本来のナチュラルな装用感を目指し、最新の脳科学で、両眼視野の向上という高度なレンズ設計を実現。

■N式両眼リンク設計とは?

累進レンズの場合、両眼で視線移動をすると、右目はレンズ特有のボケ領域をクリアしても左目がボケ領域にかかり、左右の見え方が違うため、よく見えていない事があります。両眼リンク設計は両眼の見え方を近似化する事で、広くクリアな視界を実現します。

■最新の脳科学から生まれたN式両眼リンク設計

N式両眼リンク設計は、「E.N.スパイラルモデル」により、最新の脳科学から生まれた高度なレンズ設計です。

従来の設計では、左右側方視のボケやゆがみの違いが影響し両眼で見る時に見づらい場合がありました。

両眼で見た時にボケやゆがみが左右同じ様になる設計をし、よりクリアで自然な見え方を実現しました。

お客様の志向やデータに合わせて、きめ細かいご提案ができるデザイン構成です。

■ライフスタイルで選ぶ2タイプ

マイルドタイプとクリアタイプ

■より見やすく、約160パターンから最適設計を自動選択

専用マルチオプティマシステム

ルミー セルヴォで開発した「N式ワイド&マイルド設計」を進化させた、遠用度数別・加入度数別に最適な累進面を設計する専用システムです。約160パターンの中からお客様にあった設計を選択します。

「ルミー セルヴォ」シリーズで培った優れた特徴を継承。

■両面累進+両面非球面設計

度数条件により複雑に変化する累進屈折力レンズを、両面設計で効果的に歪曲補正。単焦点に限りなく近い、スムーズでよりクリアな視界と軽薄化を実現しました。

■N式累進形状非球面(全度数)

プラスレンズの場合は、近用部の歪みが大きいため、近用部を深いカーブで補正することで、歪みを最小限に抑え、遠用部を浅いカーブで調整し、遠近の見やすさのバランスをとっています。(マイナスレンズの場合は、この逆になります)

■Bs-MC(Both side-Maximum Clearly)法

「ルミー セルヴォ」に取り入れられたMC法を、さらに両面設計に進化させ、単焦点に限りなく近い、スムーズでよりクリアな視界と軽薄化を実現しました。

■N式ワイド&マイルド設計

人間工学に基づいた複合ワイドエリア設計をベースに、新たに脳科学とMC法を取り入れた新設計。遠~中間部までの収差を滑らかに分散し、低収差領域を拡大。それによりワイド感とマイルド感が向上しました。

■9-70加入設定

中間部での度数変化率を一定にし、自然下方位置で加入度数の70%を確保。人間工学に基づいた、目の負担が少ない設計です。

■新フレシキブルインセット設計

一人ひとりの目の個性に合わせる比類なきカスタム設計。インセット量が0.1mm単位(0~5.0mm)で指定でき、近点距離は25~80cmまで指定可能です。

■5タイプのオールラウンド設計

累進帯長を11~15mmまで「1mm」単位できめ細かく設定。装用者にとってのスムーズな切替えを実現するとともに、異なる累進設計からの移行にも柔軟に対応。

■透過光最適設計

レンズを装用した状態で、全面に対して最適な度数となるよう透過光束を評価。網膜上における結像性能の向上と、低ベースカーブ化によるレンズの軽量化を両立し、さらに非点収差を抑え明視域を拡大しました。

■乱視度数別最適設計

乱視度数の全方位に対して光線追跡による収差補正を行う、高性能収差コントロール設計。最適なアトーリック面が可能となり、乱視度数でも視野が広く鮮明になりました。

インディビジュアルデザイン

より高い装用感を目ざし、お客様ひとり一人の個別データにより最適補正。
お客様だけのOnly oneレンズをお届けします。

i ロケーションリミックス

ひとり一人異なる、そり角・前傾角・頂点間距離を測定する事でえられる、目とレンズの立体的位置関係(iロケーション)を設計に反映し最適化します。

■マイチューンエンジン

フレーム形状データとアイポイントデータにより独自の技術でレンズ設計を累進面から最適化します。

個々のフレームの玉型形状(大きさ、縦横の長さ)をもとに、補正を加え最適化。これまでにない快適な装用感を生み出します。
個々のレンズとアイポイント(瞳の位置)データから、補正を加えて、ゆれ・ゆがみ・ボケを抑え、ベストなかけ心地を実現します。

※比較写真はすべてイメージです。


  ルミー アレンザMTi 1.60 ルミー アレンザMTi 1.70 ルミー アレンザMTi 1.76
タイプ 遠近両用レンズ
種類 両面累進屈折力レンズ
設計 両面リンク + 両面累進+両面非球面設計(累進帯11・12・13・14・15mm指定可能)
カラー 各種カラーに対応。詳しくは眼鏡店でお問い合わせください。
色調機能による分類 無色レンズ
運転不適合 適合(※1)
夜間運転不適合 適合(※1)
素材 高屈折率プラスチック 超高屈折率プラスチック 超高屈折率プラスチック
屈折率 1.60 1.70 1.76
新UV カット 標準
反射防止コート クリーンマルチコート スーパーパワーシールドコート
(※1) カラーにより不適合になる場合があります。
シニア向けメガネレンズの選び方については「シニアグラスの選び方」をご覧ください。

オプションのコーティングについては『機能コーティング対応表(pdf)』をご覧ください。