フレーム各部の名称は形状によりやや異なります。ここではもっとも基本的なメタルフレームを例にとり紹介します。一般にはあまりなじみのない専門用語が使われていますが、パーツ名を知っているとフレームの修理や型直しなどをするときに役立ちます。
フレーム各部の名称は形状によりやや異なります。ここではもっとも基本的なメタルフレームを例にとり紹介します。一般にはあまりなじみのない専門用語が使われていますが、パーツ名を知っているとフレームの修理や型直しなどをするときに役立ちます。
人それぞれ顔の大きさや、眼と眼の間の距離が違います。正確で快適な、かつ似合うメガネを作るためには、最適なサイズのフレームを選ぶ必要があります。フレームのサイズは、次の3つの部分の長さがテンプルまたはブリッジの内側に表示されています。
50 :玉型サイズ (単位:mm)
18 :鼻幅 (単位:mm)
136 :テンプルの長さ(単位:mm)
レンズの厚みの気になる方は、少し小さめのフレームを選ぶと軽く仕上がります。
素材別に大きく分けると、金属製のメタルフレームと非金属性のプラスチックフレーム、天然素材のフレーム、それらを組み合わせたコンビネーションフレームに分類されます。
メタルフレームと呼ばれます。素材には金/金張り/NT合金/チタン/ニッケル合金/チタン合金/ステンレス/マグネシウムなどがあります。金やプラチナを使った貴金属フレームは、重量があるのが欠点ですが、気品ある光沢や希少性で人気があります。チタンは軽金属とも呼ばれるほど軽く、腐食しにくいのでフレームとしては最適な素材で、現在では多くのフレームに使用されています。また、チタンと他の金属と合わせたチタン合金などもあり、中には形状記憶特性を持つものもあります。
プラスチックフレームと呼ばれます。現在はアセテートという素材が多く使用されています。以前はセルロイドのフレームが多くありましたが、燃えやすいという理由などで、今ではほとんど見ることがありません。その他には、オプチル、カーボン、ケプラー、ウィスカー、ナイロン、TR-90、ウルテムなどいろいろな素材があります。
代表的な素材はべっ甲です。べっ甲は玳瑁(タイマイ)と呼ばれる海亀の甲羅から作られるフレームです。ワシントン条約で輸出入が禁止され、また職人の手作りなので、非常に貴重なフレームです。黄色いものは白甲と呼ばれ、べっ甲の中でも高価です。
その他にも水牛や羊などの角、木材、皮革、石など様々な素材が使用されるフレームが増えています。
金属と非金属を組み合わせたものです。メタルフレームのフロント部分にアセテートを使ったものがよくみられます。代表的なフレームの種類にブロウタイプがあります。
レンズ全体に縁があるタイプのフレーム。もっともオーソドックスなメガネ枠です。
テンプルやブリッジがレンズに直接ついている縁のないフレームです。顔の印象を損なわず素顔に近い印象をあたえますが、レンズに直接穴を空けるのでレンズが割れやすいなどお取り扱いに注意が必要です。
一部分のリムがないタイプのフレームです。レンズに溝を掘って、リムのない部分はナイロン糸などでレンズを固定します。糸は伸びたりして切れやすくなるので1年に1度は交換すると良いでしょう。
レンズの下部にリムがあるタイプのフレームです。もともとはリーディンググラスに使われた形ですが、最近は一般的なフレームのつくりとして定着しています。
ラウンド型
オーバル型
スクエア型
ボストン型
ウェリントン型
ブロウ型
ティアドロップ型
フォックス型
オクタゴン型